Laparoscopic
surgery
腹腔鏡手術

当院では、腹腔鏡手術を用いて、
子宮や卵巣の疾患に対する低侵襲な治療を提供しています。

Laparoscopic surgery
腹腔鏡手術

当院では、腹腔鏡手術を用いて、子宮や卵巣の疾患に対する
低侵襲な治療を提供しています。

腹腔鏡手術とは?

カメラでお腹の中(腹腔内)を観察しながら、子宮や卵巣の手術を行います。
これまで主流であった開腹手術と比較し、傷が小さいため、様々なメリットがあります。
そのため腹腔鏡手術は全国的に年々シェアを伸ばしつつあります。

当院の腹腔鏡手術の特徴
Features of our hospital

臍を1cm程度切開してカメラを挿入し、炭酸ガスでお腹を膨らませて腹腔内を観察した後、
下腹部に5mmの切開を3か所に加え、そこから鉗子(手術器具)を挿入して手術を行います。

開腹手術
[入院期間]
9日間

開腹手術画像

腹腔鏡手術
[入院期間]
6日間

腹腔鏡手術

腹腔鏡手術のメリット

01

術後の痛みが少ない

02

傷の感染や腹腔内癒着など、
術後トラブルが少ない

03

早期の歩行・退院ができ、
社会復帰が早い

対象となる疾患の例

  • 子宮筋腫
  • 子宮腺筋症
  • 子宮内膜症
  • 卵巣のう腫(卵巣腫瘍)
  • 子宮脱
  • 月経量が多い
  • 月経痛が強い
  • 腹部膨満感や頻尿がある
  • 無症状だが大きな卵巣のう腫がある

上記以外にも子宮頸がんや子宮体がんの一部は腹腔鏡手術の対象となりますが、
これらはがん治療を専門としている連携施設へご紹介させて頂きます。

診療実績

当院では年間40件程度の手術を施行しています。
橋本医師着任後は特にニーズの高い子宮全摘術の件数が増加しています。

手術実績一覧 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
子宮全摘術 7 15 11 14 13 20
子宮筋腫核出術 6 7 5 6 2 2
卵巣腫瘍摘出術 14 16 24 12 17 21
癒着剥離術 7 13 16 13 8 9
子宮脱手術 1 1 1 0 2 0

同一症例において複数の術式を施行したものを含みます

安全性への取り組み

腹腔鏡下手術は、患者様にとって低侵襲ではありますが、精緻な手術手技が要求されます。腸、膀胱、尿管、大血管といった周辺臓器の損傷には特に留意し手術を行う必要があります。当院での腹腔鏡手術は事前に十分な評価を行い、全て日本産科婦人科内視鏡学会認定内視鏡技術認定医の監修の元に施行しています。

外来受診のご案内

①外来予約

橋本医師の外来予約をお願いします。

➁必要に応じて検査を施行

必要に応じて採血、子宮がん検診、MRIといった検査を追加で施行します。

※他施設でCTやMRI検査を施行されている場合は、データ(CD-R)を持参してください。

➂治療計画

検査結果と患者様の症状・希望を加味し治療計画についてご提案させて頂きます。

※手術前の待機期間にホルモン剤治療を行う場合があります。

入院のご案内

入院期間:5泊6日

入院

手術

退院

入院は5泊6日です。水曜日入院木曜日手術翌月曜日退院としています。
手術当日は、原則ご家族様に院内待機をお願いしています。
手術終了後、担当医より手術内容について説明があります。

外来担当医より

患者様の所見、症状、希望を踏まえた治療計画をご提案させていただきます。
他院で開腹手術を勧められた患者様についても、一度ご相談頂ければと思います。
者様のニーズに沿った診療を提供できるよう、努めてまいります。

腹腔鏡手術の研修に興味のある若手の先生方へ

腹腔鏡技術認定医はもちろん、ロボット技術認定医や婦人科腫瘍専門医取得を見据えた研修プログラムをご用意いたします。
興味のある先生はへご一報ください。見学も歓迎いたします。

共立習志野台病院 産婦人科
橋本 亮平